|
掲載される頃にはゴールデンウィークも終わり、家族サービスの疲れと懐の寒さが残ったところだと思われるが、そこで思い返してもらいたい。このゴールデンウィーク期間中にあなた方個々がいくらぐらいのゴミをどこに捨てて帰ったか?それは誰が処理して、いくらぐらいの経費が必要なのだろうかと。少なくとも一家族で2kgぐらいのゴミを何処かに捨てたはずである。もしその場所が川原であったり、海辺であったりした場合、その中に個人を特定できるものがあるとすると、この4月から法律でそのゴミの処理費用が請求されることとなる。また、同時に50万以下の罰金が科せられるかもしれない。私は釣りに行った時、釣り場に着き始めにすることは、クーラーボックスにビニール袋を縛り付け、えさのビニール袋、鉛の袋、コンビニの袋、等々いろいろと出るゴミを入れる。釣りを始めると釣れなければ釣れないほどタバコを吸う。結果、ポケットは吸い殻だらけになり、クーラーボックスまで捨てに行かなければならなくなる。ジュースを飲めば空き缶が出る。よって、ゴミは3時間ぐらいの釣りでも結構な量になる。 そういえば、4月の始めに釣りから帰るとき、こんなことがあった。井口島橋の信号待ちのとき、前の軽自動車の発進がもたもたしていると思ったら窓からミカンの皮が捨てられた。次に、助手席に立っているらしい子供が、その子が食べたミカンの小袋を捨てる。そのことが井口島橋を渡り終えるまで続いた。親の背中をみて子は育つというが、この親にしてこの子あり。この子が学校で何か悪いことをすると、この親は、「うちの子に限って、そんな教育はしていません」とのたまうのであろう。そんな教育をしているではないかと。 釣りで発生したゴミを高速道路の福山SAで捨てようとしたら「家庭ゴミお断り」の貼り紙があった。どういう意味なのだろうか。 アサヒビールから「ビール冷却機」が当たる2001年キャンペーンがあった。抽選の部門と3000円出せば貰える部門とがあり、3000円の部門に申し込んで、4月のなかばに「ビール冷却機」が着いた。早速テストすると、30秒ぐらいビールが回っていたが、その後モーターの回転音はするが缶ビールは回らない。おかしいなと思い、フタを開けてみると、吸盤の根元がちぎれていた。3000円も出したのに。早速、メーカーに状況のメールを入れる。翌日メーカーからの返信のメールが来る。「交換しますのでビール交換機を送り返してください。」たったこれだけ。発信人の署名もなければ、会社名もない。頭に来て、「責任者をはっきりさせた返事を頂かないと原文のままアサヒビールに転送する。」とまたメールを入れたら、「……担当者の清水です。」とリメール。カリカリして、「担当者の清水がどんな人物かネットの中で調べても良いか?」とメールを入れたら「開発担当専務取締役、清水孝夫です。(中略)誠に申し訳ありませんが、こちらからビール冷却機を送ります。その中に返送伝票と返送用ケースを入れますので送り返してください。」とすごく丁寧なメールが来る。メールは文字だけなのでこころして対応したいものだと反省しました。
小島 誠之
|