|
最近、常識では考えられないような事件が多く起こっています。少し前までは犯罪の低年齢化ということで若年層の事件が多かったが、最近では母親、父親の幼児虐待やちょっとしたことでの末の殺人、教育者の犯罪、政治家の横領等、挙げればきりがないくらい老若男女問わず毎日のように事件が起きています。少し前に読んだ雑誌にそんな時代になってしまったことについて書かれている記事がありました。それは時代の流れ(変化)の早さについてでした。時代が変わっても今も昔も変わらないのは時間と人間そのものらしく、 人も知恵が付き進歩もしてきたが根本的には何も変わっていないらしい。それに比べて周りの環境の変化はめまぐるしく変化していき、人間の方がついて行けなくなってきているのが現状で、 物事について考える時間や、良い悪いを判断する時間すら無くなってきた結果、前述のような事件が多く起こるようになったのではないかという記事でした。確かにゆっくり考える時間もないかもしれないが、情報社会で考える材料がありすぎて自分がだした答えが正しかったかどうかを判断することが出来なくなってきていることは数多くあるのではないかと思う。仕事においては特にこの業界の変わり様の速さは、IT革命と流通改革に伴いすさまじい速さで変わろうとしています。その真っ只中に身を置いている限り、ついていけないではすまないし、間違った判断をする事は許されません。気持ちにゆとりをもてるよう心がけ、ほんの少しの時間でも考える時間を持ち、考える癖をつけ、何事にも正しい判断が出来るよう日々心がけておく必要があるのではないかと思います。社会全体が暗いムードに包まれているなか、せめて笑顔を絶やさず暮らして行けるようみんなで力を合わせて頑張りましょう。
−大江 光信−
|