作業改善の手法
最近、いろいろな委員会に出席することが多いが、その中でキラリと光る提案が出されていると感じることが多い。やはり、その仕事の現場で働いている人の改善提案こそが最も有効な改善であるので、そういう提案はどんどんして頂きたいと考える。そういう改善提案を考えるための手法を一つ紹介する。
なにかミス・不具合が起こったとき、「次はしないぞ!」と考える人は多いだろう。そこをもう一歩踏み込んで、「なぜそのミスが起きたのか」と考えてはどうだろうか?そうするとそのミスの原因が見えてくる。その原因に対して、さらに「なぜその原因は発生したのか?」と原因を追及していく。すると、またその前の原因が見えてくる。その原因に対して更に「なぜその原因は発生したのか?」と考える。このなぜを3回から5回繰り返すと真の原因が見えてくると言われている。そして、その真の原因を改善すれば、そのときに発生したミスだけでなく、実際には顕在化していないミスや不具合までもが解決するだろう。よって、このような改善は、仕事の効率化、ミスの減少に繋がってくると言える。毎日仕事を行うときになぜなぜと考えていただき、作業改善に結びつけてはいかがでしょうか?
小島 浩章
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