「この一年を振り返って」


 ミレニアム2001が終わろうとしている。新世紀のスタートとしては、あまりに激動の1年であったとの思いがある。色々あった年の瀬が近づき明るい話題でいこう。

 そう、イチロー選手である。日本での実績もさることながら、パワー重視の風潮になっている大リーグで、走・攻・守三拍子を兼ね備えたスピード野球が、メジャーファンには無論のこと世界の野球ファンを魅了し、アメリカンリーグ最優秀選手(MVP)と新人王をはじめ7部門のタイトルを獲得した。今年1年間で10億円以上稼いだといわれ、まさに「アメリカンドリーム」である。新世紀はスピードの時代と言われているが、イチローの全てがスピードを代表している気がする。

 イチローは「一人でやれたとは思っていない」とコメントしている。大リーグのゲームは、160試合もあり、広大なアメリカ全土を移動し、日本野球とは比較にならない過酷さである。それも全く環境の違う国で、故障無く健康な体で一年間プレー出来たことが今年の活躍に繋がっており、イチローを支えた家族、友人の力がイチローの技術を引き出したように思う。

 大きな仕事の影には「健康で明るい職場、健康で明るい家庭」が原点である。ミレニアム2001年もあとわずか。来る年2002年が皆様にとっても、会社にとっても明るいいい年であるように祈願いたします。1年間ご苦労様でした。  




−小島 健知−


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