「不況に立ち向かって挑戦」


新年あけましておめでとうございます。


長引く不況や米国同時テロの余波 の中で、午年の「2002」年が明け ました。昨年の春、小泉総理誕生以来 十ヶ月経った今も異例の驚異的人気が 続いています。小泉総理人気は、政治 に絶望しかけた国民の期待が野党では なく自民党内にいて、自民党的でない 小泉さんに向かった国民の現れであ る。、党内では「奇人変人」とまで言 われ期待されたが、経済は今も一向に 良くならない。今後、政府に頼ってい てもどうにもならない。こんなにやり くりが苦しくなった主因は、景気低迷 による税収不振で、バブル以前の低水 準に逆戻りしたことです。世の中はデ フレ一色です。「デフレ」とは英語の 「デフレーション」の略で縮小の意味 です。物価が下がることです。反対の 言葉は「インフレーション」膨張のこ とです。つまり物価が上がることです。 現在のデフレの原因は大きく分けて二 つあります。一つは消費者が物を買い たいと思う気持ちに比べて物がたくさ んありすぎて売れなくなることで起こ ります。もう一つは、企業が生産して も物が売れないため、お金をかけない 工夫などをして設備投資を控えること で起こります。皆さんは物価が下がれ ば生活しやすく良いと思うかもしれま せん。しかし「デフレ」は放っておく と大変なことになります。物価が安く なるのは良いのですが、物が売れない と企業が儲からないので給料を減らし ます。消費者も給料が減れば、いくら 安い物でも、今までのようには買い物 がしたくても出来ません。消費がおき ないと企業は、物が売れないから更に 給料を減らしたり、「リストラ」人員 整理などをします。個人は将来の不安 がますます高まり、更にお金を使わな いムードになります。そうしたら大変。 企業も儲からないので更に人減らしを して、まるで螺旋階段「スパイラル」 の用に悪循環が続いて、物価が下がり 景気が悪くなります。これがデフレで す。この繰り返しが続けば「デフレス パイラル」になります。


横一線から抜け出すには今年がチャン スです。過去に捕らわれず知恵を出し 合い、ライバルに差を付け勝利するた め全員が努力しましょう。努力する者 が報われる時代の到来、他社より一歩 前進に向かって、全員が「クロネコヤ マト」の一歩前へを合い言葉に、不況 に立ち向かって挑戦しよう。努力すれ ば必ず報われます。        




−アオイ洋紙副社長 池亀 志則−


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