「環境にやさしい企業とは」


 ISO14000という環境にやさしい企業としていろいろな活動が始まって、なんだかややこしいと感じているのが本心であろうと思われる。ましてや環境方針にもとづいて、いろいろと注文がでる。しかし、ISOの資格取得のための活動はひごろの仕事を几帳面に、当たり前の事を当たり前のようにするだけの事なのだ。電話が鳴ったら速やかに取る。注文は正確に聞いて二度手間かけない。トラックに荷物を積んだら、落下防止のためにラッシングベルトをきちっとかける。得意先に着いたら、正しい位置に納品し数量とイタミはないか確認し受領をもらってお礼を言って帰る。パレットを持ち帰ったら種類分けして所定の場所に置く。すぐ使うのだからグチャグチャで良いと思わないできれいに整頓する。福山支店だけかもしれないが。自動倉庫から品物を出すとき、自分のいる数量、例えば、金菱A/T 44.5 が5,000枚配達の時、12,000枚の物と5,500枚が表示されると、5,500枚をピッキングで出して500枚をそのまま返す。仕事としては早くできるが誰かが500枚を出して、12,000枚のパレットに載せなければならない。コピーにしても、所定の棚に入れないで空いている棚に入れる。見れば分かると思うけれど、所定の場所に決められた方法で決められたようにすれば余分な作業が無くより能率的なのだ。ISOの資格取得をしてそれを維持すると言う事は、誰が見ても正しい方法で仕事をする。それでもまだ合理化出来ることはないか話し合って、より良い方法を文書に書いて皆で実行する。傷ついた商品が発生した時、傷ついた商品が何故発生したか。どのような荷扱いだったのか、再発防止の方法を検討し全員に徹底する。いたんだ商品を廃棄することは資源の無駄遣いになり、環境にやさしくないから。ましてやロップを掛けないで商品を傷めるような手抜きはけしてISO資格取得をしようとする企業においてはあってはならない重大な事と全社員が理解していなければならない。今日ブライトフォーム <110 > 343×3000mmが紙管つぶれで返品になって返っている。担当者の言、「入荷即配達だからメーカーから不良品が入荷したのだろう。」それならばこれだけ歪になっている商品を何故受け取ったのか。荷受の者が始末書と今後の改善案を提出の必要があり。配送者は見てわかるような商品を何故配達したのか始末書と反省文を提出せよ。そして全員で話し合って今後の対策を立てて全員に徹底させる。それらを全て文章にして残す必要がある。何故ならブライトフォームを古紙にして廃棄する事は環境にやさしくない行為だから。このように処理することがISOの精神なのである。ましてや、受注してキャンセルになった商品を返品しないでそのままにして、あげくのはてにはデッドストックにしてしまうその責任を担当営業マンに取らせないでナーナーで済ます。そんなことはISOを語る以前の事ではなかろうか。




小島洋紙 専務
小島 誠之


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