「生涯学習」


    早いもので、今年も後3か月となってきた。私も入社以来20数余年がたちあっという間の40代になった。過ぎてしまえば早いもので、今まで何を学習してきたのだろうか、先進国では、もはや工業社会の時代を終え、知識社会の時代に入るので、生涯学習を受けないと、社会で生き残れるパスポートは得られないと言われている。知識社会は重要な機会を提供すると同時に、現実的な危機をもたらすものである。労働市場で求められる技能レベルは高く、すべての社会は教育レベルの向上と言う課題に直面している。高い技能レベルを維持できるものは社会的にも 経済的にも大成功を収めることができるが、そうでない者は安定した職業及び、その職業によって得るべき社会的・文化的生活活動に必要な収入を得る見通しも立たない状態で、かつてない疎外の危機に直面している。このような状況にあって、生涯学習はすべての人にとって高い優先課題になっている。 勉強をしている人は、その2〜3年は間違いなく優位なポジションを占めることができるし、その間にまた勉強していると、さらに2〜3年はまた優位に立てる。
 そうやって歳をとればとるほど、ますますその差は広がっていく。人間に与えられた時間はお金持ちの人も、貧しい人にも皆、平等に与えられている。少しずつの積み重ねが大きな差となって現れる。自己啓発を行い少しの時間を作り継続して勉強し、この厳しい時代を乗りきっていきましょう。      
 




福山支店  高橋 裕治


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