「来年に向けて」


 今年は暖冬と言われていましたが、予想と異なりすでに寒冷前線の到来により冬の真っ只中に突入しました。寒い冬だけでなく夏も暑く、ワールドカップも熱い1年だったように思います。
 私が書くまででもないですが、今年の一番明るい話題はワールドカップにおける日本代表の躍進だったかと思います。ドーハ以前にはこのように日本代表が世界の舞台で活躍できると思っていた人は殆どいなかったということを考えると、僅か10年弱で、とてつもない躍進を遂げたといえるのではないでしょうか?
 失われた10年と俗に言われています。ですが、全ての業界においてこの10年間が失われたわけではないと思います。サッカーや携帯電話、バイオなどの業界では決して失われた10年ではないと思います。業界毎、会社毎に勝ち組と負け組が鮮明になってきただけではないでしょうか?今、紙の業界はプリンターの進化、オンデマンド印刷、通販の進出など色々な方向から風が吹いています。決して逆風だけが吹いているわけではないでしょう。今年と同じ来年があると思わず、常に世の中の流れから目を背けなければそこに新たなビジネスチャンスが生まれてくるのではないでしょうか?昔日産が「変わらなきゃ」というコマーシャルをやったことは皆さん覚えておられると思います。その数年後、本当に日産は変わりました。変革を恐れず、新たな一歩を来年は踏み出したいものです。




小島洋紙 尾道本社
小島 浩章


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