「時間がない?」


    「忙しくて本を読む時間もないよ」「○○をやりたいけど、なかなか時間が取れなくて」などと時間が無いということを良く耳にするし、皆さんも言っているのではないでしょうか。はたして本当に時間がないのでしょうか。

時間が無いと言う人は、そのことを逃げの口上にしていませんか。あるいは、時間の有効な使い方が分からないために、時間が無い、足りないと思っている節もあるのではないでしょうか。時間は老若男女に関わらず全ての人に平等に与えられています。世界中のどんな人でも時間は同じ一日24時間です。しかし時間が無限にあると考えると時間をムダに使ってしまわないでしょうか。時間はどんなに無限にあっても、自分にとっての時間は有限であり、過ぎてしまった時間は戻ってきません。この事を意識する事が時間を有効に使うために必要な事なのではないでしょうか。人生は一度きりです。この限られた時間をムダに過ごしたら、この世に生まれてきた意味がありません。さらに、思い立ったが吉日ということわざがありますが、このことわざも時間の大切さを教えてくれています。  

人はやる気がないときは、言い逃れとして時間が無いということを口にします。しかし、時間が無いというのではなく、時間を有効に使っていないだけなのだと思います。ベタなやり方かもしれませんが自分の一日の行動を書き出してみるのもムダ時間の発見に案外役に立ちます。書き出すことにより、どれだけムダな時間を費やしているか、ムダと思えるような事にどれだけ時間を割いているかが見えてくる事があります。たとえば、帰宅してから“取り合えず”テレビの電源を入れ、見たい番組がなくてもなにをするでもないので、見てしまう・・・というようなことです。自分にとっての時間は有限です。過ぎた時間は戻ってきません。だから、今のこの時が一番大事なのです。

今のこの時をどう過ごすかで、後々に大きな差となって自分に降りかかってきます。いくら大金持ちでも過ぎた時間を買うことは出来ません。今現在の自分の姿は、過去の自分の行動の結果です。将来こうありたい、こんな目標を達成したいと思っているのであれば、それに到達できるように有効に時間を使わなければ達成は出来ない。だからムダな時間を過ごしてしまうと後悔することになります。だからこそ今一度、時間について考えてみることも、皆さんにとって(もちろん私にとってもですが)非常に重要なことと言えるのではないでしょうか。               




福山支店 
箱田 一貴


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