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新生アオイ洋紙が誕生して6ヵ月が経過しました。 その間、合併に伴う各種の手続・ISO14001の取得など、社員の皆様は忙しい毎日だったと思います。ご苦労様でした。特にISOの取得はこれからの企業経営に欠かせないものです。会社がインターナショナルスタンダード(国際規格)に審査合格したことは喜ばしく思います。しかしこの規格は毎年、今以上の成果を上げなければならないという責務もあり、毎年の定期審査に合格するためにも今以上の努力が必要です。引き続いて協力して行こうではありませんか。16年度には広島本店の取得も考えて行きます。 今まで、学校を卒業して仕事について47年間いくつかのターニングポイントを経験してきました。私達を取り巻いている環境においても、また生きてきたなかでも、仕事においても幾度かのターニングポイントを経験してきました。いままさにその渦中にいるのかもしれません。 企業30年説、50年説・・・世間では言われておりますが、そのターニングポイントを読み間違えないで正しい判断をしていけば企業は永遠です。松下幸之助の残した言葉に「1日の遅れは100日の遅れ」があります。昭和10年代幸之助がスイッチ工場を訪れ、幸之助が昭和2年に考案したスイッチが机の上にあり、懐かしそうにそれをパチパチやっていたが課長に「今のスイッチはどんなになっているのか」と尋ねました。「はい、今もこれを作らせてもらってます」その言葉を聞くと、みるみる表情が険しくなり「このスイッチはわしが作ったやつや。君が考えたのはどれや、君は何もやってないのか」と逆鱗にふれたと言われています。 永遠の企業を目指す今こそ、一を聞いて、一を尋ねて、“ああそうか”では遅いのです。一を聞いて即二を知り。そして三を考えて実行に移す。スピーディーに物事を行い、次々と新しい考えを、持ち場持ち場で生み出して実行して行ってください。そうすれば企業の衰退はありません。ターニングポイントも難なく乗りきれます。そして新しい展開ができます。全社員の皆様がそうなることを期待しております。1年間ご苦労さまでした。
来る年 2004年が皆様に、いい年でありますよう祈念いたします。
代表取締役会長
小島 哲 |