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ついに日本は、本格的な自衛隊の海外援助派遣が始まり果たして本当の国際援助は出来るか不安である。最近は日本経済も幾分は回復傾向が見られるが、派遣が長期化すれば経済の先行きも不透明で、景気回復までは至らないような気がする。経済も急速に大きく変化する中、今までに無い企業間競争が益々激化し多くの企業が生き残りをかけ企業の合併や統合が連日報道されている。当社も昨年六月に合併し、新生アオイ洋紙は誕生早や十ケ月たちました。アオイ洋紙広島本店も、昨年末には新旧社員が多く入れ替わり真の新生誕生となりました。我々紙業界も昨年は、同業者間の販売不振が続き、各社が、信頼と協調を最優先に掲げ、拡販より利益重視を転換に取り組み努力してきました。しかし結果はまったく逆方向に進み各社の価格破壊が横行し、業者間では、昨年以上に量の奪い合いに走り乱売合戦が続いております。以前は巻き取り価格が主に問題、現在は平判も特殊紙も薄利で量の奪い合いが横行しています。長年、諸先輩方が築き上げてきた市況をも継承する事が困難な現状で残念です。この様な時に、新たに入社した社員も、厳しい環境の中で何もするのも始めての事ばかりで、本当に大変だとは思います。しかし今後は、競争を勝ち抜くため、インフレ時代には、量の拡販しか頭に無かった時代で、当時は売ることに精一杯でした。これからは、横並びの無益な競争や乱売を避け「コスト」を見直して採算改善に最優先努力する事を心がけて下さい。上司の言いなりで働くサラリーマンの時代は終わりにして、指示待ち社員と成らず知識労働に成る事。業務会議等で、具体的な問題点を取り上げ真剣に討議決定し、失敗を恐れず果敢に挑戦し必ず実行してください。アオイ洋紙広島本店も、ISO取得に、「チャレンジ」しています。各自が会社の看板を背負っている事を自覚し、お得意先から信頼される様頑張って下さい。今後益々、優勝劣敗と企業間の格差が鮮明になると思われるなかで、自社の強みは何かを明確に認識し、自ら自己改革し、その強みを最大限に発揮し、プロ意識を持ち、採算を最優先に「スピーディー」な行動が取れる様に全員で頑張って下さい。
アオイ洋紙 広島本店
池亀 志則 |