「マイカー通勤時の交通事故防止に努めよう」


●マイカー通勤の経路チェックしよう

 マイカー通勤経路については、定期的に見直しておくことが重要です。新入社員にとっては、通勤を始めてまだ1ヶ月程度ですので、現在の経路が安全かどうか、チェックさせることも必要です。
ある事業所では、社員から提出されたマイカー通勤マップを使って、毎朝の朝礼のときに交代でヒヤリ・ハッとした場所がなかったかを発表させています。
 とくに、通勤路に生活道路が多い場合には、歩行者・自転車の飛出しの危険がある場所などをチェックし、経路の見直しをすすめてください。

●一時停止と安全確認を徹底させよう

マイカー通勤時には、一時不停止による事故が多発しています。 これは、時間的に余裕がなくて、停止標識のある交差点、赤色点滅信号、踏切、歩道を横切り車道に出るときなど、停止しなければならない場所で停止しないため、自転車など出会い頭事故を起こすのです。
 また、事故を起こすドライバーの多くは、一時停止の目的が「安全確認」にあることを自覚していません。
 そこで、こうした事故を防ぐためには、10分早めの出発と、「止まって確認する」運動を推進してください。
 とくに、一時停止については「確認するために止まる」という意識を強く持たせることが重要です。
 「確認」ということが常に頭にあれば、たとえ一時停止の標識がなくても、見通しの悪い所では、「こんな場所では止まらないと確認は無理だな」という運転ができるからです。

 ●行楽ドライブの計画書を提出させよう

4月末からゴールデンウィークが始まって行楽には絶好の季節となり、休みを使って長距離ドライブに出かける従業員が増える頃です。
 行楽ドライブでの事故は、無理なスケジュールが原因となるケースが多くありますので、ドライブが無理な計画にならないように、事前チェックの仕組みを考えましょう。
 ある事業所では、片道200km以上運転するドライブの場合は、管理者への長距離運転計画書の提出を義務づけ、管理者は計画をみて、運行に無理がある場合、「出発時間を早めて途中で休憩しなさい」などとアドバイスしている事業所もあるそうです。

 




アオイ洋紙 尾道本店
澤井 憲治


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