早いもので今年もあと30日あまりとなりました。 年を取るに従い一年が本当に速く過ぎてしまいます。 満71歳になり、色々思いますに「思い込み」でしまったと思ったことが何回かあります。今回は思い込みについて書いてみます。 漢字の書き方にしても、あるいは地名の読み方にしても、何かの拍子に自分の間違いに気づく事がある。いくらでも気づきのチャンスがあったはずなのに、長い間これが正しいと思い込んでいたのである。 こんな思い込みは,他への影響は少ないが、自分のやり方考えが正しいと思い込み、他を誤りだと断ずれば、そこから無益な対立や争い、あるいは停滞が生まれくる。考え方でもやり方でも、あるいは事実認識においても、人間は一度思い込むとそこからなかなか抜けられないものです。「思い込み」という殻にさえぎられ、いくら正しいことを聞いても、それは目にも耳にも入らない。 時には静かに自分は間違えていないか?とらわれていないか?反省してみたい。 何にもとらわれず"何が正しいか"という基本に立って考え直す、そんな心の余裕をもって仕事に私生活に向かえばおのずと道は開けてきます。 松下幸之助の有名な言葉に「すべてに学ぶ心があって はじめて新しい知恵も生まれてくる よき知恵も生まれてくる。 学ぶ心が繁栄へのまず第一歩である。人の声に素直な心で耳を傾け 人生には 登り道もあれば 下り道もある 広い道 狭い道 思案にくれる時も 心を定めて歩き続ければ 道はひらける」 今年もあと少しとなりました 今一度 自分をよく見つめ 実りある年であったと言えることを祈っています。 そして来年は戌年 当社が天満町で創業して58年 福山支店開設して38年 広島に進出して24年 平成20年は60年の節目の年です。皆で頑張り節目の年に相応しい行事が出来たらと願っています。
アオイ洋紙 取締役会長
小島 哲 |