『絵に描いたモチは何になる?』


 コトワザや名言などには、共感できるものや参考になるものが結構あります。

たとえば、実行なくして成果なし! 逆に言えば、実行すれば何らかの結果が得られるという意味ですよね。
 また、継続は力なり!も良く聞きますが、これは決めたことを継続していけば、それは必ず自分の力(知識・能力・体力等)になるということ。
 何だか恣意的にこの二つを抜き出したような感じですが、この二つは自分の望むものを手に入れるため、あるべき姿を達成するために大変大事なことです。

 では自分に当てはめてみて、はたしてこのふたつで、実際に実践していることは何があるでしょう。実際のところ、私自身、決めたことを守っていないことのほうがはるかに多い。
 実行なくして成果なし!継続は力なり!と、その必要性、重要性は理解しているのだができていません。
 たとえば、仕事に生かすつもりで時間の上手な使い方、効果の上がる営業活動、上手な整理整頓のやり方といった類のビジネス書を買って読んだ経験があります。
 その中で、これは良い方法だと思って実行したことがいくつあるでしょうか。
 また良いアイデアや改善提案などを思いついたとして、それを発表したり実行したりしたことがどれだけあるでしょうか。
 あるいは、会議やミーティングで決定した事項でも、中途半端で終わったりしていることも結構あります。残念ながら。
 いくら知識や情報を仕入れても、やらなければ(実行しなければ)絵に描いたモチ、宝の持ち腐れです。
 誰でもそうだと思いますが、理解していることと実行することの間には大きな壁があります。その壁の原因・・・一番の原因は自分の意思の弱さではないでしょうか。

 ところで、目標を達成するためにはどうしたらいいか?と言えば、簡単なこと(ホントは一番難しい?)。達成できるまで継続すること。そして、少しだけ自分に負荷を掛けること。
 たとえば、ある資格や免許を取ろうと思えば、取れるまで続けること。
 2、3回落ちたからといって途中で止めたら取れるわけがないです。
 要は、本当に取る意思があるかということ。
 どうしても取りたいのであれば、取れるまで継続するはずですよね。

 先日、ある中学校のバスケ部の顧問の先生にお話を伺う機会があり、下記のようにおっしゃられていました。

『選手の練習を見ていると面白い
一日の練習量はそれほど変わらないけれど
毎日少し楽をする人と
毎日少し頑張る人がいる
その差は想像以上に大きい』

 ドキッ!っとしました。"これはヤバいぞ、姿勢を正してほんのちょっとだけでもいつもより自分の心に負荷をかけてみよう"と思いました。

 先ほどのビジネス書の話ではありませんが、ある自己啓発の本にもありました。
 「資格を取ると決めて(目標)、勉強を始めた(実行)としても、三日坊主(継続しない)になったら取れるわけがない」と。
 この3点セットの中の『まず、やってみる』(実行)と『やりつづける』(継続)が守れれば、それこそ資格取得からダイエット(よしっ、やせるぞ!!といつも食後に思ってます)やもちろん仕事の上での目指すところなど、自分が望むべく目標は達成できます(ハズです)。
 繰り返しになりますが、実行と継続が難しい。
 皆さん、いつもよりちょっとだけ自分の心に負荷をかけて背筋を伸ばしてみませんか?

         

       

 




アオイ洋紙 福山支店
箱田 一貴


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