「一年を振り返って」


 年の瀬もあと僅かと迫り、師走らしく何かと気忙しい日々を送られていることと思います。一年を振り返ってみますと7月に合併という、私が入社して以来、一番の大きな出来事がありました。当初は様々な不安と戸惑いを感じながら、手探り状態の中で何とかこなしているという毎日でした。しかし、最近では会社全体の流れが分かるようになってきて、ようやく自分のペースで物事を進められるようになった気がしています。事務所内、倉庫内においても合併当初とは違い和やかになって、雰囲気も以前よりかなり良くなっていると感じています。しかし、もっとお互いが融和・融合しあいプラス面を前面に出して行かなければいけないと思います。

 先日、あるラジオのトーク番組で某大手スーパーの社長さんがこんな事を話しておられました。「仕事における三種の神器は?」との問いに「スピード ・決断力 ・陽気さ、明るさ」だそうです。スピードとは「台風、地震等の災害時にはいち早く食料品の確保等、先を読み、早く手を打つ事が重要」、決断力は「色々な場面で必要。これは日頃から訓練し上司、部下は関係なく全社員に徹底」、陽気さ、明るさは「お客様と能動的に接することにおいて重要で、大きな声、笑顔は社内の雰囲気作りにも必要」以上の三つの事柄でした。業種の違いこそありますが、我が社にも十分当てはまることだと思いました。要は考え方に於いて社員一人一人が営業であり経営者たれという事だと思うのです。

 例えば事務に於いてもお客様からの電話一本を感じよく的確に受け答えすることも立派に営業をこなしていると言えると思います。また配送業務にしても配達先での対応や、お客様が品物を倉庫に引き取りに来られれば倉庫内の方も第一線の営業です。ともすれば営業課の人達よりもお客様と接する機会は多いかも知れません。そこに携わって頂いている皆さんがいてこそ仕事は成り立ちます。全社員が経営的な感覚を持ち得ることが会社の発展に繋がるのではないでしょうか。

 そして合併したことにより、新たにチャレンジ出来ること、或いは考え方を変えていかなければならない機会でもあります。何でもそうですが、初めから上手くいく人などいませんし、失敗しようとしてする人などいません。(稀にいるかも知れませんが)失敗を恐れずもっと貪欲に、日々チャレンジして行きたいものです。もっとお互いの持っているものを出し合い、足りない部分は補い合ってプラスに変えていかなければと思います。

 来年は和を以てもっと活気溢れる社内づくりを目指し、勝ち組の企業としていけるよう皆さんと一緒に頑張っていきたいと思います。
       

 

 




アオイ福原(株) 広島本店
石丸 真須己


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