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私は、社会人として始めて職についたのは専門の新幹線橋梁造りでした。 その当時の国内経済は高度成長期のまっただ中で田中角栄の政策(日本列島改造論)により、日本中は活気にみなぎり沸きに沸いてました。現在縁あってこの業界でお世話になっておりますが当時を振り返り思うに工業系と商業系まったく性質、考え方が違う環境の世界からの転職でした。 入社1年生、当時は毎日口ぐせのように商道に反したことはとよく説教を受け商売の「いろは」を教えて戴きました。商道と読む意味も理解できないままにただ文字の組み合わせとしたら絵になってるなと思う程度でした。 私が思うに"商道"とは、つまり商売の心構えのことだと思います。 商売をする者、常に真剣勝負、きっちりサ-ビス.商品を提供したならばきっちりお金を頂戴するここが根幹だと思います。 私もまだまだたらないところばかりですが、人が良いと言われる営業は売上も利益も稼ぐ事が出来きません。 人が良いのでついつい情けを掛けてしまう一面があります。 その結果値引きタダ働き同然のことをしてしまう行為を重ねてしまいます。 良き商品は堂々と提供しそれに対する報酬は堂々と頂けば良いと思います。 現在、周りを見渡して見て時代、経済の流れも急変し世代交替が急速に加速してる最中、"商道"と言う言葉さえ禁句になりつつ思う時代ですが初心に戻り会社の将来存続を考えこの"商道"と言う言葉の意味を胸に刻んで日々精進したいと思います。
アオイ福原(株) 広島本店
中村 祝明 |