現在、原油価格の高騰から、ガソリンの値段が一昔前からは考えられないほどに上昇しています。原因としては、中国やインドなどの新興国の経済発展や原油産出国の生産能力の停滞、また昨年アメリカを直撃したハリケーンの影響なども挙げられています。これらの原因は我々の手で今すぐに解決できるものではありません。そのため私達は原油価格の高騰によるガソリンの値上げを呑まざるを得ません。しかし、ガソリンの値段が上がったのなら、少しでも節約する事を考えたり、ガソリンを使わない方法を考えて、出来るだけ支出を減らす事は出来ます。配達のルートをもっと効率的に出来ないか、電話で済む用事なのに無駄にお客様の所に足を運んでいないか、などを社員一人一人が意識を持って考えれば、ガソリンの値上げに対する支出の増大は最小限に抑えられるはずです。

そして、皆さんもご存知のように原油価格の高騰も一つの要因として、製紙メーカー各社による印刷用紙の値上げが行われました。しかも過去にないほどの強硬な値上げです。ガソリンの値上げ同様、我々は受け入れるしかありませんでしたし、印刷会社などのお客様にも販売価格を上げさせていただかなくてはなりませんでした。しかし、ここで終わりではありません。もちろん、お客様も納得の上での値上げというわけではなく、しぶしぶ応じてもらっているにすぎません。

　だから、営業は印刷会社の先のお客様にも値上げが行き渡るようお客様と一緒に考え、店頭は今まで以上に応対を丁寧にし、配送は包装・配達に今まで以上に気を遣い、全体のサービスの質を向上させ、お客様に本当に納得してもらって、満足してもらって初めて、今回の値上げが落ち着いたと言えるのではないでしょうか。まだまだこれから大変な時期は続きますが、皆で力を合わせて頑張っていきましょう。