「やる気にさせる」


 大人でも子供でもやる気にさせるには言葉ひとつです。営業は得意、でも社内での人間関係はいまひとつ、という方がいます。その方に「あなたは、営業はよくできるのだが、しかし、人付き合いがよくないね。」 と言ったらよい気持ちにはなりません。 この「しかし」を「そして」に置きかえてみてください。

 「あなたは営業がよくできるね。そして、人付き合いもよくなればもっと素晴らしい人になれるよ」と言ってあげると、その方は人付き合いについてももっと気を利かせるようになります。

 子供にも「国語はよくできるね。しかし、数学が悪いからもっと数学をがんばりなさい」といえば、ますます数学が嫌いになってしまいます。

 「国語はよくがんばったね。そして、数学もできるようになるともっとよいね」といえば数学もやる気になることでしょう。 

 言葉ひとつでやる気にさせる。そこには費用もコストもかかりません。ちょっとした言い方ひとつで人を動かすことができるのです。

 

 




アオイ福原(株) 尾道本店
澤井 憲治


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