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「いい話のおすそわけ」 と言う本 からおすそわけです。 優しさの さじ加減 たとえば、百万円も二百万円もする壺がここにあったとします。 「この壺は私の宝物だから、絶対触らないように。」と、普段から父親が家族に言っていました。でも、触るなと言われると、触ってみたくなるのが人情というもの。 ある日、父親の留守の間に、子供がその壺を手にとって、撫でたりさすったりしているうちに、誤って手を滑らせて割ってしまいました。 さあ、お父さんはどうすると思いますか? かんかんになって怒るのが普通です。 でも、その壺を自分が割ったとしたらどうでしょうか? 自分の失敗は咎めるわけにもいかず、ちょっと肩をすくめて残念そうな顔をして、それでおしまいのはずです。 「落として割った」という事実は同じなのに、人間は自分のしたわるいことは、そんなに気にもかけないくせに、他人のしたことは何十倍、何百倍にも悪く思うのが普通です。 だから、怒りがわいてくるのです。自分には甘く他人には厳しいのが人間です。自分にはもっと厳しく、他人にはもっと優しくして、それでちょうどいい加減だと思います。 とありました。みなさんはどうですか?忙しい時期になりますが、少し気にしてがんばりましょう。
アオイ福原(株) 福山支店
生田 徹 |