「最後の締め」


 早いもので今年も残すことあと一ヶ月となりました。今年は原油高が更に進み、いろいろな物が価格修正されてきました。カップ麺・食パン・マヨネーズ等今まで値上げになっていなかった商品が、続々と値上げされています。さらにガソリンの価格は1リットル150円を超える時代になってしまいました。我々紙業界も昨年からの価格修正に続き、今年の7月にはさらに大幅な価格修正となりました。そしてメーカーの提携、代理店の合併と府県商の合併、そして、製紙メーカーの新マシンの増設と工場の閉鎖など、いろいろと変動してきています。

 又、昨今は食品関係の品質表示偽造が相次ぎ、コンプライアンスの問題も大きくとりあげられてきてます。以前であれば「あそこは老舗だから大丈夫」と言われていましたが、最近では「老舗」という看板だけでは、お客様の信頼を得ることは難しくなってきています。

 当社も小島洋紙からアオイ洋紙、更に昨年からアオイ福原となり規模も大きくなってきています。従業員数も50名を超えた現在、「私1人くらい怠けていても大丈夫」などと思っていたら、足下をすくわれます。

 今こそ一人一人が自覚を持ち、更なる発展と飛躍を目指して頑張っていくことが大切です。今年も残りわずか、決算月であり棚卸しもあります。

 最後まで気を引き締めて、最後の締めをきちんとして新しい年を迎えましょう。 

 




アオイ福原(株) 福山支店長
高橋 裕治


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