「入社にあたって」


 皆さん、はじめまして。5月26日に福山支店に入社しました井上宜幸です。名前は、「のりゆき」と読みます。よく「宜」の字を宣伝の宣の字に間違えられがちです。宜、という字が馴染み無く、マイナーに思われているからなのでしょう。確かに、携帯や、パソコンで変換する際に大抵は一発では辿りつけません。しかし、普段の生活に誰もが何気なく使っている言葉の中に宜はあります。「あ、それか!」と思うような言葉の中にあります。「よろしくおねがいします」を変換すると、「宜しくお願いします」となります。ちなみに、「宜」は、ちょうどよいぐあいに。程よく。適当に。と言った意味を持ちます。

 という様に、日常生活の中に、当たり前のようにあるモノが特に気に留めていない時にはそのまま見過ごしがちですが、気に留め、興味を持ち始めると「ここまで奥が深いのか」と驚くことがあります。

 私にとって今そのように驚いていることは「紙」についてです。先月末に入社して以降、先ずは3週間の配達研修をさせていただき、紙の重さ、取扱の難しさ、種類等、身をもって感じることができ、配送の手順、積み方、段取り、配達先の状況を間近で研修させていただきました。今まで、普段の生活の中で紙を見ない日は無い位に当たり前のようにあったモノですが、特に意識したことはなく、紙について知っている知識と言えば、原料は木である、という程度でした。それが入社してまだ一カ月弱の期間で、紙に対する見方が大きく変化しました。例えば、新聞の折り込みチラシです。今では、広告の中身自体を見るより手触りを確かめながら、どの様な紙をどの程度の厚みで刷っているのだろうと言うことに関心が移っています。今現在、紙についての知識はほとんどなく、営業マンとして、社会人としても未熟者ではありますが、この一か月で感じた紙への思いを今後も持ち続け、一日でも早く会社に貢献できるよう日々努めてまいります。宜しくお願いします。




アオイ福原(株)
福山支店 井上 宜幸


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