『やっぱり辛抱する者が勝つ』


 今年も何事もなく、明けましておめでとうございます。

 昨年の年賀状に「メバル200匹」と掲げたが実釣はさんざんなもので、大きさ6寸以上がわずか50匹。メバル目的での釣行回数9回、釣果の悪いときは釣日記を書かなかったから実際はもう少し多いとも思う。夏場の良く釣れる時でも一晩で22匹が最高である。いつも、テクノさんと、マックさんと私の三人で毎月のように新月の潮回りの良い金曜日に行くことが暗黙の了解になっている。テクノさんは地合いのときポイントを的確にせめて釣果をあげ、マックさんは最初から最後まで竿を放さないで釣り続ける。結果は匹数ではマックさんが断然多い。

 昨年10月の海水温が下がる時期、たいした釣果を考えないで釣行。運悪く先着3名。これではポイントに入れないと覚悟して、地合は夜中、マックさんは4間の竿で探っているが私とテクノさんは食事をしたり、テレビを観て時間を潰す。午後10時ごろからウキを飛ばしてみるが当たりはない。何度ウキを投げたか。ふと横を見るとテクノさんが釣座に着く。瞬く間に良い形のメバルを釣り上げる。続けて私にも来た。が後が続かない。メバルは底と思いウキ下を長くしても当たり無し。悪いことに飛ばしウキを2本も流した。二人ともあきらめて車で寝る。明け方小さいがアジが釣れるのでとマックさんに起こされる。見ると4寸ぐらいの南蛮漬け用のアジを30匹くらい釣っていたとのこと。やっぱり辛抱する者が勝つ。この厳しい時代釣りを通して教えられました。テクノさんもマックさんも得意先の社長さんです。




アオイ福原(株)
顧問 小島誠之


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