『一歩前へ』


 2010年が明け、早くも1ヶ月が過ぎました。昨年からの不況も変わらず、厳しい年明けとなっています。今年の景況感も、先がなかなか見えるような状態でもありません。この状況を変えていくには、前に出て行くしかないと思います。現状維持のままでは、減少していくということです。私たちの得意先の印刷所も、需要が落ち込んでいます。チラシは一昨年の紙の価格の最終修正から、媒体が紙からネットへと移行し、紙の厚みも薄くなり、サイズも小さくなってきています。この様な需要減の中で如何にして売り上げを伸ばしていくか。

 先日、福山支店で製紙メーカーの勉強会を行いました。一般用紙とは別で機能紙についての勉強を行いました。水に溶ける紙、ヒートシール出来る紙、破れない紙等がありました。そのような機能性を活かし現在紙で使用されてないものを紙に変えていくということも、売り上げを伸ばしていくという手段ではないでしょうか。言うことは簡単ですが、それを考えて商品化し販売していくということはなかなか易しいことではありません。

 百の事を行って、一つだけが成ったとしたら、これははたして失敗か成功か。多くの場合、事の成らない九十九に力を落とし、すべてを失敗なりとして、悲観し意欲を失い、再びその事を試みなくなる。こうなれば、まさに失敗である。しかし、よく考えれば、百が百とも失敗したのではない。たとえ一つであっても、ことが成っているのである。つまり成功しているのである。一つでも成功したかぎりは、他の九十九にも成功の可能性があるということではないでしょうか。このような厳しい時代ではありますが何かを考え、チャレンジして成功に結びつけ頑張りましょう。




アオイ福原(株)
福山支店長 高橋裕治


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