「積荷の落下に注意しよう」


 積荷の落下は事故の原因になることがあり、非常に危険です。

 最近では、トラックからの積載物の落下だけでなく、レジャードライブにでかけるRV車のルーフキャリアに積んだ荷物が落下する事故も増加しています。

 積荷の落下は、不確実な積載やロープがけの甘さなどが原因ですから、次のようなことに注意してください。

 ○軽い荷物でも、必ずシートをかけたりロープで固定する。
 ○木材、鉄材などの長大物は、滑り止めをして必ずワイヤーロープをかけ、ロープで固定する。
 ○空車の場合でも、荷台のシート、ロープは必ず結束固定する。

積荷の落下は、荷物の積み方だけではなく、運転方法も大きく関係します。  たとえば、急ブレーキを踏んだ場合、慣性の力が働いて荷物が前方に移動します。荷物が鉄板の場合は、運転席を突き破ってしまう場合もあります。

 また、カーブで急ハンドルを切ったときには、遠心力が働き、積荷は外側に飛び出そうとして荷崩れの原因になります。

 荷崩れを起こすような「急」のつく運転操作は絶対にやめましょう。

 荷物をしっかり積んで、慎重な運転をしていても、走行中の振動や風圧でロープが緩むこともあります。

 とくに、高速道路では長時間にわたっての振動や風圧でロープが緩みやすくなります。そこで、高速道路では1〜2時間ごとにサービスエリアやパーキングエリアで休憩しますがそのときに、車の周りを1周してロープがしっかりできているかをチェックしましょう。

また、トラックなどに高さのある荷物を積んでいるとき、高さ制限のある鉄道高架を通過する場合や屋根のある倉庫、駐車場などに入る場合に、十分な注意が必要です。

 漫然と運転していたため荷物が高架部分に衝突して、車両が横転したり荷物が落下して、後続車や対向車がその下敷きになり、乗員が死亡するなどの事故が起こっています。 高さのある荷物の衝突を防ぐには、次の点に注意しましょう。

○高さの制限の標識を見落とさない。
 ○ダッシュボードなどに自車の高さを書いたメモを貼っておき、常に自車の高さを意識する。
 ○荷物が高架部分などに接触するかどうか不安なときは、車から降りてしっかり確認する。

また、落下事故は自道車保険の対象外なので保険は出ません。仕事中なら全額会社の保証になります。大きな事故になると会社に過大な負担をかけますので落下事故の無いように日頃から心掛けてて配送業務をお願いします。




アオイ福原(株)
尾道本店 澤井憲治


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