さて皆さん、改めて質問です。

　森林認証ってなんでしょう？一言で答えられますか？ＦＳＣ森林認証制度を取得している私たちには答えられても、一般的にはどうでしょう。環境にやさしい取り組みである事は理解できても、詳しい事は・・・というのが殆どではないでしょうか。そこで、私たちも含めて！改めて「おさらい」しましょう！！

　森林認証を取得するという事は、一言で言うと「森をまもりながら、紙をつくり販売する。」という事です。地球温暖化防止が急務となっている今、二酸化炭素を吸収する森林を守ることが大切です。

　私たちは紙の販売を通じて、森林保全や地球温暖化防止に取り組んでいくことの答えのひとつが、ＦＳＣ森林認証制度の取得と森林認証紙の啓蒙と販売です。

紙ゴミを削減したい、しなければ！という時代の要請から、高配合率の再生紙を使おうという流れがおこりました。その後、地球温暖化を防止するという命題から、そして、環境配慮＝再生紙だけなのかという観点から森林認証制度の取り組みが始まりました。

　再生紙は、古紙のリサイクル推進・紙ゴミ削減の面からは優等生です。が、他方では、再生紙のほうが化石燃料由来のＣＯ２排出量が多く、地球温暖化防止の点では再生紙が優しいと言い難いという面があります。

　最近では改正されたグリーン購入法ガイドラインにもありますように、「再生紙だけ」が優しいという流れから、「再生紙」と、「森林認証紙」や「間伐紙」等の環境に配慮したバージンパルプ品の"２つの循環"のバランス型に変わってきています。

　では、私たちが森林認証紙を取り扱うことで出来る事はなんでしょう。適切な森林管理を支援できる事。地球温暖化防止に貢献できる事。違法伐採排除やトレーサビリティの確保を通じ、企業の社会的責任を果たせる事。そして、印刷用紙として、品質と環境配慮を高いレベルで維持した用紙をお客様にお届けできる事です。

　皆さん、頑張りましょう！