『笑いの効果』


 最近すっかり秋めいてきて一気に肌寒くなってきました。みなさんも体調管理が難しい時期になってきていることと思います。ある新聞記事にこんな事が書いてありました。

 人間の生命維持に大きく関係する自律神経は、交感神経と副交感神経とあります。

 交感神経は考えたり、怒ったり、戦ったりする時に働きます。これに対して副交感神経は食べたり、寝たり、休んだりという時に働きます。交感神経が働くと血管が縮み、副交感神経が働けば血管が広がります。要は交感神経ばかり働くと血管は縮んで血管年齢がどんどん高まっていき危険な病気を発生させてしまうということです。

 いかにリフレッシュ、リラックスが大切かということです。

 特に「笑う」という行為が副交感神経の働きを非常に高めます。つらい時でも笑うことで心はリラックスして肩の力が抜け体の緊張が解け、同時に血管の緊張も解け血圧も下がります。

 このような効果の一部は「脳内モルヒネ」というニックネームがつくくらいに、気分を落ち着かせる鎮静作用と心身の緊張を解くリラックス作用があります。  また、笑うことによって脳の前頭葉が刺激され、間脳が司る免疫機能も良くなることがわかっています。

 まさに、「笑う門には健康血管来る」といえます。それから、声を出して笑うことも大切です。声を出すということは、腹筋と胸筋、肺を覆っている横隔膜を使うということです。

 みなさんは最近お腹の底から笑ったことがありますか?

東日本大震災の被災された所にお笑いの方たちがよく行っているという話を耳にします。 被災者の方たちも「すごく元気をもらった、明るい気持ちになった」とおっしゃってました。それだけ人間にとって「笑う」という行為は非常に大切なのです。皆さんも声を出して笑って、笑顔で健康な血管と長生きする体を作っていきましょう。




アオイ福原(株)
広島本店 福原睦雄


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