「コラム」


 4月に入り気温も暖かくなり、スポーツなどで体を動かすには気持の良い季節になりました。当社でも年に二回社内ゴルフコンペが行われますので、私も日々イメージトレーニングに励んでおります。

 ゴルフといえば、以前見たテレビ番組の話ですが、宮里藍選手は皆さんご存知だと思います。今や世界のトッププレイヤーとして活躍する彼女ですが2年間スランプに陥り、その時期に二人のメンタルコーチと出会い「VISION54」という練習方法を取り入れてスランプを乗り越える事が出来たそうです。「VISON54」とは18ホール全てでバーディーを奪えば、スコア54だって達成できると信じること。自分の可能性を信じれば、誰でも潜在能力を最大限に発揮し、すばらしい成果を達成する事ができるという考え方のメンタルトレーニング法なのだそうです。

 その内容を紹介すると

   1.ショットを打つ前にボールの後方に立つ際、立っている位置とボールとの間のティーグラウンド上に頭の中で線を引く。線の後ろが「思考ボックス」、 線を越えたら、そこは「実行ボックス」と想定する。思考ボックスでどう打つか考えとイメージを決める。線を越えて実行ボックスに入ったら、後は決めたスイングを迷わず実行するだけ。

   2.ミス・ショットをした場合でも大声を出したりして感情を爆発させない。 感情を爆発させると、ミスのイメージが脳に残りやすくなるという。

 3.ミスを引きずらないためには良いイメージを考える。楽しい事とか美味しい食べ物など、次のショットまでに 楽しい気持ちで良いホルモンを出す。

  これはほんの一部ですが、ゴルフだけでなく仕事や日常生活にも役立つのではないのでしょうか?

例えば1.では「思考ボックス」、「実行ボックス」を時間に置き換えて考えると、「思考ボックス」では行動予定や段取りを計画し、「実行ボックス」では計画を実行する。というように時間管理をしっかりすれば効率アップになります。2・3などは置き換えるまでもなく、マイナス思考でいると何をしてもうまくいかず、プラス思考でいる時の方が何かと良い方向に行くことが多いのではないでしょうか?

 今現在も我々の業界は厳しい状況が続いておりますが、その中でも楽しんで仕事が出来るように物事を前向きに捉えて頑張ってまいりましょう。




アオイ福原(株)
広島本店 石佐直文


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