「ワールドカップイヤー」


 みなさん、今年はサッカーFIFAワールドカップの年です。予選を見事勝ち抜いて、日本代表は5大会連続の5回目の出場を果たしました。オリンピックと同じく4年に1度の、サッカーの世界一を決める祭典です。

 開幕は6月12日です。今年は64年ぶりにブラジルでの開催となっており、熱い戦いになりそうです。日本は、コロンビア、ギリシャ、コートジボアールと同組のグループCとなりました。4カ国とも力が均衡しているようで、接戦になると思われます。これらの国を相手にして、予選突破できるのか、また突破したとして、どこまで勝ち進んでいけるのか、非常に楽しみです。

 先日、今回のワールドカップのメンバー、23名が決定しました。強力な個性派ぞろいのメンバーです。そして、そのメンバー全員をまとめ、ひっぱっていくのが、2010年からキャプテンを務めている、長谷部誠選手です。長谷部選手は、以前はJリーグの浦和レッズで活躍していましたが、現在は同じ日本代表の清武弘嗣選手も在籍しているドイツのニュルンベルクというチームで活躍しています。

 以前、長谷部選手が書いた本の中で、「心は鍛えるものではなく、整えるもの。いかなる時も安定した心を備えることが、常に力と結果を出せる秘訣だ。自分自身に打ち勝てない人間が、ピッチで勝てる訳がない。」といった内容を語っています。心を磨く、でもなく、鍛える、でもなく、整える、という言葉が大変印象に残りました。

 生活のリズムや睡眠、食事、練習など日々の生活のなかで、心に有害なことをしないように、少しでも乱れたら自分で整える。そうすることによって、いかなる場面においても、揺らぐことがなく、力が発揮できるという事だそうです。簡単に明日から実践してみるのは、なかなか難しいことだと思います。心に有害なこととは何なのか、そこから考えなければなりません。しかし、日々の生活の中で、この言葉を思い出し、自分なりに「心を整える」ために何ができるのか、何を変えてみようか、少しずつ考えて心を整える、そして、力が発揮できる、という事に近づけていけるのではないでしょうか。

 長谷部選手率いるサッカー日本代表、一点でも多く取って、一試合でも多く勝って、日本を盛り上げてほしいですね。そして、私たちも負けないようにチームプレーで頑張っていけたら良いなと思います。




アオイ福原(株)
福山支店 村上 英之


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