「夏太り」


 今年の夏は天候不順が続いたせいで35度を超える日は少なかったのですが、蒸し暑い日が続き夏バテ気味の方も多いのではないのでしょうか?近年、「夏痩せ」ではなく「夏太り」する人も少なくないそうです。

暑くてたくさん汗をかいているのに、夏に太ってしまう原因には、主に次のようなことが挙げられます。

○基礎代謝の低下

冬は、体温を上げるためにエネルギーの消費量が高くなりますが、夏は体温を上げる必要がないため、基礎代謝が低下します。夏は基礎代謝が低下して、消費エネルギー量が減少するので、食事量に変化がなくても、太る原因になってしまいます。

○不規則な食事

暑いと食欲が落ち食事の回数が減ったり、冷たい麺類だけで済ましたりと不規則な食事で栄養が偏り、太りやすい体質になっていきます。

○アルコールの摂取

暑い季節はどうしてもビール等を飲みたくなる人も多いと思います。夏祭りやビアガーデンなどお酒を飲む機会が多いことも太る原因につながります。

 夏は汗をたくさんかいているので痩せやすいと思われますが、運動を伴わない汗は体温調節のために出るだけでカロリーをほとんど消費していないので痩せるどころか脂肪を溜め込みやすくなります。

 夏太りを解消するには、食事、運動、睡眠のバランスをとる必要があるそうです。  まず食事について、食欲が無くても夏バテ対策で無理して食べると当然太ります。基本的に、夏バテは内臓が疲れているサインなので食欲が無いときは無理して食べない方が良いそうです。

 次に運動について、いきなり激しい運動をしても体に負担をかけてしまう上に続かなくなってしまうので、ウォーキングなどの無理なく、定期的にできる運動から始める方が効果的です。

 睡眠については、睡眠時間が5時間未満の場合、5時間以上寝ている人に比べ約1.4倍も太りやすいそうです。最低でも5時間、理想は7~9時間の睡眠時間が良いようです。  朝夕幾分涼しくなり秋を迎えようとしていますが、「秋バテ」という言葉があるように夏の疲れが出やすい季節でもあります。「体が資本」ということを忘れずに体調管理をしていきましょう。




アオイ福原(株)
広島本店 石佐 直文


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