明けましておめでとうございます。社員の皆様はご家族お揃いで新たな気持ちで新年を迎えられたことと思います。本年も健康に留意され頑張って行きましょう。

　今年の干支は羊です。羊は辛抱の年といわれておりますが、気象台が日本で初めて天気図を作成したのが１８８３年、羽田空港が開港されたのが１９３１年、東京都誕生が１９４３年、一円硬貨発行が１９５５年など、現在の礎となったのが羊年だそうです。

　振り返れば昨年はノーベル物理学賞にＬＥＤの開発と実用化で、赤崎勇、天野祐、中村修二の３氏が受賞され嬉しいニュースにわきました。その一方では３年前の東北大震災でまだまだ傷も癒えていないのに、御嶽山噴火、広島土砂災害など自然界は不穏な動きとなっています。

　しかし日本の人たちは、これまで経験したことの無いような危機に見舞われながらも強い結束力と底力で何とか乗り越えてきました。傷跡はなかなか癒されませんが本当の復興に向け一歩一歩前進しています。

　昨年は４月の消費税8％への変更、さらに円安が急激に進み、原材料、燃料等の値上げも大幅にあり、後半は売上、利益等の伸び悩みに苦慮いたしました。この厳しい環境下も皆様の協力のおかげで乗る切ることができました。

　わが社の強みを今一度見直し、３年後、５年後、１０年後、さらに先を想像できる会社として成長できるよう、ゆるぎない組織をしっかり築いていくことが、今、私たちがやるべきことだと思います。

　２０１５年は厳しい状況が予測されますが、全社が一丸となって、全社員が各々創造力を養い変化に強い企業にしていきたいと思います。ビジネス環境の変化を敏感にキヤッチしながら、チャンスを見逃さないよう、冷静に慎重に、時には英断を下しながら前に進んでいかなくてはなりません。それが企業としての責任だと思います。これには皆様の協力なしではできません。全社員が個々に目的を持った仕事をしておれば必ず道は開けてくると思います。

　新しい年を迎えて、それぞれの立場で日々の勤めに励みつつ、年末には良い年になったと楽しい忘年会を行えるようお願いします。

　本年が皆様に取りまして良い年でありますよう祈念いたします。