「新年ご挨拶」

 明けましておめでとうございます。

 社員の皆様はご家族お揃いで新たな気持ちで新年を迎えられたことと思います。本年も健康に留意され頑張って行きましょう。

 今年の干支は60年ぶりにやってきた丙申(ひのえさる)です。丙申の年は頑張ってきた人の努力が形になっていくと言われています。申年生まれで有名なのは豊臣秀吉で草履番をしていたときは主君の草履を懐で温めるような知恵者でした。回転の速さ、冷静さで天下をとりました。過去の申年の世相を振り返ってみますと1956年は石原裕次郎の太陽の季節の映画に若者が酔い、三種の神器に代表される神武景気で世の中は急速に電化が進みました。1968年の申年も「いざなぎ景気」にわいた年だったようです。1992年は日本人で初めて毛利さんが宇宙に行った年です。今年はどんな年になるのでしょうか。

 人・物・金・情報と言われる経営資源の中で、私どものような卸売業はどうなっていくのでしょうか。私は「人」が際立って大きな経営資源であると思います。

 企業は売り上げをあげ、利益を増やすことはもちろん大切ですが、それは最終的な目的ではなく結果でしかないと思います。手段を選ばず売り上げや利益を上げても、その企業はいつしか淘汰されるかも知れません。当社は「まっすぐ進む、力強く進む、環境の変化に素早く対応」を理念にしていきたいと思います。

 企業はお取引先に、安心や満足感を与えてこその企業だと思います。その対価が売り上げであり利益であるはずです。皆様にはそういう気持ちで日々の仕事についていただきたいと思います。学び、成長する中で企業も成長していきます。環境は日進月歩で変化しています。良く耳を澄ませて聞き、目をしっかり見開いて商談し、五感を研ぎ澄まして安全を確認し、持ち場持ち場で精いっぱい頑張る、そんな気持ちで一年間皆様とやって行きたいと思います。

 新しい年を迎えて、それぞれの立場で日々の勤めに励みつつ、年末には良い年になったと楽しい忘年会を行えるようお願いします。

 本年が皆様に取りまして良い年でありますよう祈念いたします。

 

 

アオイ福原(株)
代表取締役社長 小島 健知

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