「○○の秋」

 9月に入り、昼はまだまだ暑いものの朝晩少しずつ過ごしやすくなってきました。  「食欲の秋」、「スポーツの秋」、「実りの秋」、「読書の秋」、「行楽の秋」、「芸術の秋」 など、「○○の秋」というくくりで様々な言葉がありますが、やっぱりまずは「食欲の秋」を考えますよね!ですが、ここでは、紙屋らしく「読書の秋」についてテーマアップしてみました。

 ということで、、先日読んだ本の紹介をさせていただきます。その本のタイトルは 「タルトタタンの夢」、最近読書しないな……と思っている方にお薦めの一冊です。実はこの本には紹介するにふさわしい「おすすめポイント」がいくつかあります!

(1) 連作短編集なので、短編1本1本なら直ぐに読み切れる。

(2) 「食べ物」という皆がよく知っている題材を取り扱っているので、内容がわかりやすい。

(3) 「サクリファイス」などのベストセラー小説を書かれている近藤史恵さんが作者であり、さすがはベストセラー作家というか、非常に読みやすい文章で書かれている。

(4) 短編集ではあるが、全て主人公が同じなので、感情移入しやすい。

(5) 続編が2作出ているので、作品が好みと合った場合、続きがすぐ手に入る。

 パッと思いつくだけでもこれだけのおすすめポイントがあります。このような小説はそうそう見あたらないと思われます。

 本屋さんの「創元推理文庫」の場所にありますので、良かったらお手を取ってみてください。

 せっかく紙を扱った仕事をしているのですし、「食欲の秋」に加えて「読書の秋」を楽しんではどうでしょうか!

アオイ福原(株)
尾道本店  小島 浩章

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