「元号」

 もう少しで平成も終わりますね。2019年5月1日に、皇太子さまが新天皇として即位し、 「平成」の時代が終わり、新しい元号の時代がスタートします。次の元号は何になるのかとても 気になりますよね。

 そもそも元号とはどうやって決められるのでしょうか。元号の決め方は、内閣総理大臣が数人 の有識者に委任して、それぞれが2〜5個程の候補を提出します。その後、内閣官房長官が提 出された候補を検討して整理し、その結果を内閣総理大臣に報告をします。

 元号の候補を考える時には、

・国民の理想としてふさわしい意味をもつもの
・漢字2文字であること
・書きやすく、読みやすいもの
・今までに元号やおくり名として使用されていないもの (過去の元号の再使用は不可)
・俗用されていないもの (人名・地名・商品名・企業名等は不可)

というようないくつかの条件があります。

 内閣総理大臣に報告をしたあとは、全閣僚会議で新しい元号の原案について協議して、 閣議において改元の法令決定という形で決められていきます。

 最終的な発表は内閣総理大臣ではなく、その時の内閣官房長官がするそうです。

 日本で初めて使われた元号は「大化」です。歴史で習う大化の改新の大化です。大化から 平成まで、247の元号が使われてきたそうです。247もあればさぞや多くの漢字が組み 合わせられたものと思いますが、重複を除くと、実際に使われたのは72文字です。最も多 く使われた漢字は「永」が29回、「天」と「元」が27回、「治」が21回、「応」が20回となっています。

ちなみに「平」はこれまで12回、「成」は1回(平成のみに)使われています。

 最近の元号では、明治、大正、昭和、平成となっていますが、昭和は一番長く続いた元 号で、64年です。2番目が明治の45年、3番目が応永の35年、4位が延暦25年とな っています。平成は31年続いたので、4位ということになりますね。平成は意外と長かっ たのだと驚きですね。ちなみに平成の元号の意味は、「国の内外、天地ともに平和が達成さ れる。」だそうです。みなさんも新しい元号を予想してみてはいかがでしょうか。 

アオイ福原(株)
福山支店 村上 英之

戻る