「クルマのハンドル、どこを握っていますか?」

先日、同行で助手席に座ってる時に気づいたんですね。あ、ボクとハンドルの持ち方、違うなって。

彼は9時15分くらいのところを握ってました(笑)

ボクはといえば、実は普段の運転ではハンドルの下の方に指を引っ掛けるような感じで持ってます。

これ、誰にでも薦められる持ち方じゃないんですけどね。

以前読んだある本から、“なるほどなぁ”と思って、こんな持ち方になったんです。

その本って、元F1ドライバー中島悟さんの「中島悟の交通危機管理術」という本。

その中島悟さんが言うには、「どんな持ち方をしていても構わない。でもそれはあくまで理にかなっていればだけれどね」と。

その“理にかなっていれば”というのはどういう事か?

必要な時に自分の意思の通りに回すことが出来るという事と、そんなつもりがないのに、とんでもないほうに行ってしまわないということなんですって。

ボク、昔、片手でハンドルの上の方を握ってました。あるいは置いてました。

これ、いちばん危ないんだって。

なんでか?

それはね、例えば……万が一居眠りしちゃった時を想像してみてください。

ガクッ!となった時、ハンドルを持ってる手ってどうなるでしょう?

ガクっとなったら下に下がりますよね。それも思いっきり。

そうするとクルマって急ハンドルを切ったことになって、どこに飛んでいくかわからなくなる。

なるほどなー!

理にかなうって、そういう事かー。

中島さんが、普段(の何でもないとき)は、いちばん下に親指を引っ掛けてるんですって。

なぜなら下から押し上げるようにハンドルを回す方が急ハンドルにならないから。

それ読んで、(F1好きで、当時中島さんに憧れていた)ボクは、すぐに真似をしたんです(苦笑)。

今ではその持ち方も、違和感ないくらい普通になってます。

自分の運転をもう一度見直してみましょう。

なぜ自分はこういうハンドルの持ち方をしているのか。なぜこういうブレーキの踏み方をしているのか。夕方、早めにヘッドライトを点灯するのがなぜ良いのか?

それが、理にかなっているかどうか?理にかなうっていうのはどういう事なのか。

考えてみましょう。安全のために。

アオイ福原(株)
福山支店 箱田 一貴

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