「馬場馬術」

 今年もあっという間に2ヵ月が過ぎました。3月は梅、桜をはじめ、たくさんの草花が咲き誇る季節です。 日ごとに春を感じるこの時期を毎年楽しみにしています。

 しかし今年は連日の新型コロナウイルスのニュースで、気の抜けない不安な気持ちで3月を迎えることと なりました。日本でも各地で日に日に感染者の数は増えています。

 日本政府により、大規模イベントの自粛や全国の小中高に臨時休校の要請などがあり、様々な所で影響が 出ています。日本では今年の7月から2020年東京オリンピック・パラリンピックが開催される予定です が、延期になるのか中止になるのか、このまま開催されるのか判断が待たれます。

 東京オリンピックの競技の中で興味があるものがありました、それは「馬場馬術」です。

 つい最近テレビで見る機会があったので少し紹介したいと思います。

 東京オリンピックで行われる馬術競技には、「障害馬術」「馬場馬術」「総合馬術」の3つの種目があり ます。どれも人と馬がうまくコミュニケーションが取れているか、技術は熟練し、華麗であるか、などが競 われます。

 「障害馬術」は十数個の障害物を決められた順番に飛び越していき既定のタイム内にゴールする競技です。

 「馬場馬術」は、定められた運動を行う「規定」と所定の課目を音楽に合わせて動く「自由演技」両方を 審査する競技です。選手はなるべく小さく、観客からもわからないように馬にそっと合図を送り、馬がその 意思に応じて華麗なステップや歩行をする、まさに人馬一体の演技が魅力の競技となっています。人間のフ ィギュアスケートに近い種目ということで、目で見て楽しめる人気のある競技です。

 設置された障害物を乗り越えていく「障害馬術」、馬を華麗に正確に演技させることを競う「馬場馬術」、 これらの2種目に自然の中に作られたコースを走るクロスカントリーを組み合わせた3種類で競われるのが 「総合馬術」です。

 この中の「馬場馬術」を初めて映像で見たとき、目が釘付けになりました。馬が音楽に合わせて、足でス

 テップしながら踊ったりターンしたりしているのです。東京オリンピックが開催される際には、一度ご覧になって見て下さい。

アオイ福原(株)
福山支店 村上英之

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