「普段からの心構え」

 先日、自分が運転する車で信号機のない横断歩道に差し掛かった際、老夫婦に先に渡ってもらった。 手をあげ会釈をしてわたる老夫婦を見送って動き出したのだが、よくよく考えたら対向車がいなくてよかったなあ、 ということである。特に老人の方や子供においては、車が止まってくれたらその一方しか見ない傾向が多々ある。

 自分が止まったために目の前で人が轢かれるのを見ることほど、悲しいことはない。

 私が住んでいる広島県西部の五日市の通称「コイン通り」には信号機のない横断歩道がか なりあるし、車の往来が多くもちろん人通りも多い。ここに住んで16年になるが何度とな くこういう光景を目にしている。

 私自身も歩いて横断中に何度か車やバイクに轢かれそうになったことがある。

 毎年の調査で、「信号機のない横断歩道に止まらない」ドライバーのいる県として 順位の変動は多少あるものの、広島県は必ずワーストの方に出てくる。

JAFによる信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査
(2018年調査結果)参照

本記事を確認したところ、広島県は横断歩道停止率1.0%で46位(ワースト2位)でした。

 信号機のない横断歩道に歩行者が待っているのを見かけたときに、逆に止まったほうが危ない状況だったり、 仮に自分が止まっても「反対車線が止まらなかったら意味ないよなあ」と言い訳するのだが、 このような不名誉な記録は県民みんなで払拭したほうが絶対にいいので、まずは自分が普段からきをつけて運転するように心がけている。

 コロナウィルスのことでいろいろなフラストレーションが溜まっていることもわかりますが、 人の命にかかわることなので、ここで気を抜かないようにみなさんも頑張っていきましょう。

アオイ福原(株)
広島本店 福原 睦雄

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