「花火」
コロナ禍で迎えた3回目の夏が終わろうとしています。夏の風物詩の一つに花火があります。 そこで今回は花火について調べたので簡単に紹介します。 まず、日本の花火は次の2つに大別されます。
1. 製造から取り扱い、打上に至るまで許可が必要な大型の打上花火 法令上、1を「煙火(えんか)」、2を「玩具花火(がんぐはなび)」と呼び、 2は「おもちゃ花火」と呼ばれることが、今では一般的となっています。 なお、打ち上げ花火となる「煙火」の打上作業を行えるのは、日本煙火協 会が発行する「煙火消費保安手帳」を所持した煙火消費従事者に限られています。 つまり一般に言う「花火師」とは、「煙火消費保安手帳の交付を受けている人」ということになります。 打上花火の種類は、大きく分けて「割物(わりもの)」「ポカ物」「型物」に分類されます。 「割物」と「ポカ物」の大きな違いは 「玉殻の割れ方」。上空での爆発時に内殻が合わせ目で2つ に割れ星が均一に飛散しないものが「ポカ物」(上空で「ポカッ」と割れ中身が飛び出す意味)。 また、「割物」の中でも1つ1つの星が尾を引くものを「菊物」、 尾を引かないものを「牡丹物」と呼び、どちらも世界中から高い評価 を受けている技術の結集ともいえる日本独特の花火です。「型物」は 文字通り動物や昆虫・アニメキャラクターなどが浮かび上がる花火で「割物」の変形。 他にも運動会などで使用する「音物」やパラシュート花火で有名な「袋物・吊物」などの分類があります。 今年の夏は、新型コロナ感染者が多い状況が続いてはいますが、感染対策 をしつつ各地でイベントが開催されていました。8月15日にあった福山花 火大会も2019年は台風による中止、2020年と2021年は、自粛で 中止となり4年振りに開催されました。ただし、今までとは異なった開催方 式で、福山市内各所11か所(場所非公開)から20時から5分程度、一斉 に打ち上げる、と言った密にならない方法で行われました。 個人的には今年の福山花火大会の様な市内各所での打ち上げの方が、近場で観 る事ができるのでありがたいですが、来年はコロナ禍前の様は盛大な花火大会 が開催されるような夏になる事を願いたいです。
アオイ福原(株)
福山支店 井上 宜幸 |