「厳島神社」

 宮島にある厳島神社は、日本三景の一つに数えられる名所です。

 厳島神社は、本殿から少し離れた海中に立つ巨大な朱色の大鳥居があることでよく知られていると思います。

 今回は、今現在改修工事が行われている大鳥居について話してみようと思います。

 厳島神社の大鳥居は1875年の建立から140年以上が経過しています。老朽化が 進んでいると同時に、X線で調べたところ、シロアリによる被害で損傷がひどかったみたいです。

そのため、2019年6月から改修作業が行われています。

 修理の内容としては、

1. 屋根葺替

2. 塗装塗替

3. 木部補修及び調査

 の3点があります。

 屋根は前回の葺き替えから25年も経過、塗 装は前回の塗り替えから15年も経過しているそうです。 塗装は、旧塗装を?き落とし処分し、朱色塗装を行います。

 補修調査では、以前に東支柱の北面袖貫にウロと呼ばれる腐 朽による穴が確認されていたり西支柱の金輪継補強鉄金物に錆に よる破損が確認されていたため、今回は全体の破損調査と構造診断を行ったみたいです。

 約三年半に渡る工事でしたが、年内に完了を迎えるそうです。

 2023年には、G7が広島で開催されます。各国政府の代表団だけでなく、国 内や国外からも多くの観光客が宮島に足を運ぶことになるのではないでしょうか。そ のときには、たくさんの人々が大きく海中に立つ朱色の大鳥居を見ることができるで しょう。私も家族で宮島に渡り、きれいな大鳥居を見に行こうと思います。皆さんも 足を運ばれてはいかがでしょうか。       

アオイ福原(株)
広島本店 西村隆明

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