早いもので今年もあと20日あまりとなりました。
夏の暑さは初めて経験するほどの長い長い暑い夏でした。
本当に1年間ご苦労様でした。

当社も昭和23年創業以来77年が経ちました。
戦後80年になり広島、長崎では原爆の日に大きな哀悼の催しがあり、改めて原爆の怖さを知り平和の有難さを感じます。
亡き初代社長の小島喜太郎が「死線を超えて」という本を昭和63年に自費出版しました。その中に、
兵は倒れ怒涛甲板を超す
軍船は海中を潜航するが如し
三十六の生涯西海に果てるか
我亡後の妻子は如何にせんや
と詠っておりますが、本当に大変な時代だったと思います。
また、
「昭和20年9月6日に部隊が解散し家路についた。家族に会えるのが嬉しく松永駅から山南(現在の福山市沼隈町下山南)まで歩いて帰った。」
と記しています。
その後、紙屋を開業しました。
紙業界も栄枯盛衰の激しい状況がここ数年つづいております。
幸いにも当社はお客様、社員に恵まれ順調な経営が継続しております。
当社が尾道の天満町で創業して77年、福山支店開設63年、広島に進出して44年、福原商店と合併して20年、知恵を出し合いお互い相談しながら更なる発展を目指していきたいと思います。

今年もあと少しとなりました。
事故の無いよう頑張り、実りある年であったと言えることを祈っています。
また、皆様も健康に留意され良い年をお迎えください。
1年間ご苦労さまでした。
来る年2026年が良い年になりますよう祈念いたします。

取締役会長 小島 哲

