勝利につながる負け方

今年もあっという間に4ヶ月が過ぎて暑い時期を迎えようとしています。福山では5月18日・19日、ばら祭が開催予定です、天気が良ければ更に盛り上がりますね。

私は広島生まれの広島育ちなのですが、物心ついた頃から父親の影響でプロ野球の阪神タイガースのファンになっていました。

先日、先輩から教えていただいた日経ビジネスの記事に、阪神タイガースの岡田監督と富士フイルムホールディングスの助野会長が「 マネジメントの極意 」というテーマで特別対談がありました。

その記事の中で岡田監督が大切にしている3つのポイントを挙げていたので紹介します。

1,負け試合でも、次につながる負け方をする。
2,生え抜きへのこだわりが、組織を活性化する。
3,弱点を克服させるより、強みを伸ばす指導を心がける。

私はこの3つの内、1つ目の「次につながる負け方」が特に興味深く感じたので、「次につながる負け方」について詳しく紹介します。

次につながる負け方とは、

・明日に負担がかからないよう、体をセーブしつつ、誰にも気づかれない様に負ける。
 →負けるゲームは勝ちにいかず、労力を使わない。
 しかし観客に「あ、何かゲーム捨てたな」と感じさせる様な事は絶対やらない。

・負け試合でも変則ピッチャーを使って、特定の相手選手に投げさせる
 →次の試合のバッティングを狂わせるピッチャーとして起用する。

岡田監督は敗戦処理という言葉を使いません、明日につながるピッチャーなのです。

富士フイルムは精密化学メーカーで写真フィルム・カメラ・レンズ・化粧品・医薬品・プリンター、複合機・印刷用材料など、多数の事業展開をして印刷業界とも関わりがあります。

助野会長はこの対談で「色々なことをやっているが、技術の根っこの部分は全て写真、フィルムをつくる技術。ここから外れたところはない」と話されています。

紙業界もペーパーレスになっていますが弊社も根っこである紙の販売を基本として、今取り組んでいる紙素材に関する新規事業なども注力して会社全体で活性化していけたらと思います。

福山支店 村上 英之

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