本年、自治体に災害備蓄の状況を毎年公表することなどを求める改正災害対策基本法が成立しました。自治体の災害備蓄を求めている法律ですが、自治体のみならず個人でも災害備蓄を日ごろから備えておきたいものです。
さて、個人で災害備蓄をする際に役に立つのが、右の首相官邸の出している「災害の「備え」チェックリスト」です。「食料」や「水」といった絶対に備えるべきものから、「紐なしのズック靴」や「予備の電池」などの見逃しがちなものまでさまざまなアイテムが記載されています。それに加えて、「子供がいる家庭」「女性」「高齢者がいる家庭」といったさまざまな家庭に応じた必要なアイテムも記載されており、多くの災害のデータがフィードバックされているように感じました。民間サイトや各自治体などでも同様のチェックリストが多数ありますので、自分に合ったチェックリストを使うのもいいのではないでしょうか。

また、インターネットで検索すると「防災グッズでいらなかったもの」について、色々書いてあるサイトが出てきます。色々なアイテムが不要であると切り捨てられていますので、こちらも参考になります。一番納得したのが、「手回し発電機/手回しラジオ」です。手回し発電機や手回しラジオとは、手動でハンドルなどを回して電気を作って使う発電機やラジオなのですが、避難所には非常用電源が備えられているため、これらは不要とのこと。ハンドルを回す間は他の作業ができないことに加えて、労力に対して得られる発電量が少なく体力を消耗してしまうので、それよりも電池をしっかり準備しましょうとのことです。
また、電池式のラジオなども液漏れの危険性があるので、電池はある程度古くなったら入れ替える必要があります。
その際は、自宅でその余った電池を使うと良いのではないでしょうか。我が家ですと、置時計が2つあるのですが、その電池に使ったりして使いまわしています。
また、意外なことに、水に流せないのでティッシュペーパーも防災グッズとしてはふさわしくないとのことです。ティッシュペーパーを防災グッズとして用意するのであれば、水に溶けるタイプのものを選ぶか、水に流せるトイレットペーパーを選ぶ必要があります。
その防災用トイレットペーパーとして、右の写真のような「ログログ」という商品があります。10年保証でアルミで真空パック包装した備蓄用のトイレットペーパーで1巻70mと長さもしっかりあり、使い勝手のいい商品です。当社でも取り扱っておりますのでよろしかったらお問合せ下さい。

アオイ通信 2025年7月号より