古紙として出してはいけない「紙」とは

福山市のごみ収集カレンダーというのがあります。
毎週火曜日は燃えるゴミとか水曜日が。。。ってアレです。

あのカレンダー、少し変わったのをご存じですか?

それは「紙類」の日というのが追加になった。

古紙の回収、持続可能な社会づくりの一環としてとても良い取り組みだと思います。

ですが!
紙(と思われるもの)なら何でも古紙として出せばいいか?
というと、そうとばかりも言えないんですよね。

それは「禁忌品(きんきひん)」と言われる
古紙の再生に向かないものがあるからなんです。

その種類とかリサイクルの方法によって
リサイクルに向かない紙っていろいろあるんですけどね。

紙屋のボクからみて
特に気をつけてほしいもの。

ついうっかり
古紙の中に入れてしまいそうになるもの。

それは

「感熱紙」

今は「レシート」によく使われているアレです。

この「レシート(感熱紙)」
使うのはとっても便利な紙。

普通の紙より割高なのに、
なぜレシートによく使われるのか?

それはプリンター(レジに内蔵されてる分)のメンテナンスが
ほぼフリーだから。

その感熱紙の仕組み

感熱紙というからには熱で印刷をする。
熱を感じて、自ら発色して印刷する紙。

その仕組み

それは紙の表面に、熱で壊れるカプセルが
それも小さな小さな顕微鏡で見ないとわからないくらい
小さなカプセルがいっぱいコーティングされているんです。

これをプリンターから発せられる熱で壊して
中にあるインキが出てきて印刷になるんですよね。

だけど、このレシートを古紙回収に混ぜて出すと
大変なことになるんです。

紙のリサイクルって
1、古紙をまず水でドロドロに溶かす。
2、インキとかを除去する。
3、ホッチキスやクリップなどを除去する。
4、ゴミなどの付着してるものを除去する。
5、古紙パルプになったものを再び紙にする。(これを再生紙と呼ぶんです)

そんな工程を経ていくんですね。

(再生)紙にする工程の最後で
水分をたくさん含んだシート状になった古紙(パルプ)を
高熱で乾燥させるんです。

あら?
ここで熱を加えるの?

ドキドキ!

そうなんです。
感熱紙(レシート)の表面に塗られている
熱で壊れる小さな小さなカプセル。

これ、古紙にしていく途中の
ゴミなどを除去する工程をすり抜けちゃうんです。

そうすると古紙にする乾燥工程(熱乾燥)のところで
発色してしまうんですよね。

最後の最後でおじゃんになっちゃう!
トホホなことになる。

溶かす前に除去したり
あらかじめ熱を掛けて先に発色させてしまう
などの最新設備もあるみたいですが、

出来るだけ古紙回収の前に
古紙に混ぜないようにして頂けたら嬉しいかなー

って思っています。

中の人

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次